この記事では、あさイチ【フライパン活用術】で紹介された「コールドスタート」レシピの詳細についてお伝えしています。
お手軽!コールドスタート
コールドスタートは弱火で食材の温度をジワジワ上げ、冷たいフライパンから調理を始める方法。
コールドスタートなら毎日の料理がグッと楽になります。
家事の負担を減らす調理法を教えてくれたのは料理研究家の上田淳子さんです。
まず、紹介するのはコールドスタートの炒め煮。ほっとけご宝菜
コールドスタート「ほっとけご宝菜」のレシピ
「ほっとけご宝菜」のキーワードは「ほったらかし」です。
冷たいフライパンにごま油をひきます。
ポイント
水分が多い野菜を下にする
焦げつきを防ぐために野菜は水分が多い白菜や小松菜を下に入れるのがポイントです。
肉を一番上に広げながら載せます。
蒸し汁として全体に蒸気が欲しいので水大さじ2杯を回しかけます。
ポイント
食材を入れてから火をつける
フタをしてここではじめて火をつけます。
あとはそのままほったらかしで大丈夫。
山盛りの野菜炒めを炒めると油はねしたり野菜がこぼれ落ちたりするが、フタをして放っておくので飛び散るすべが全くない。
メリットは家事の効率アップ!
この待ち時間が家事の効率アップにもつながります。
この間に他の片付け物やお皿をだすことができる。
パチパチ音がしてきたら軽く炒め調味料と、片栗粉を加えます。
しっかりとろみがついてあんにツヤが出たら出来上がり。
そのまま食べてもおいしいですが、ごはんにかけて中華丼やあんかけ焼きそばにしてもOK
コールドスタート「鮭のムニエル」レシピ
コールドスタート「鮭のムニエル」。
失敗しがちな魚もコールドスタートなら簡単においしく焼けます。
今回は「鮭のムニエル」焦げつかず、上手に焼き上がる。中の水分が飛び過ぎず、ジューシーにふっくら焼き上がる。
ポイント
魚を入れてから火をつける
フライパンに油をひいて魚を入れてから火をつけ、フタをします。
メリット
崩れにくい
コールドスタートで魚を焼くことで魚の身が崩れにくいというメリットも。
フライパンを信じて、鮭を信じて片面しっかり焼くまで待つ。
パチパチ音がしてきたらフタを開けて裏返します。裏面も同じように焼く。
- 入れる
- 返す
- 盛りつける
入れる、返す、盛りつけるの3アクションでおしまい。
焦げやすいバターはあとに載せるのがおすすめ。
コツさえ覚えれば焼き魚もコールドスタートで失敗知らず。
コールドスタート「そぼろ」のレシピ
コールドスタート「そぼろ」。
コールドスタートはそぼろにも向いています。
メリット
火をつける前に肉と調味料を混ぜることで味がなじみやすく肉もやわらかく仕上がります。
時短ポイント
小麦粉で煮詰める時間短縮 小麦粉が水分に混ざってとろみになる
火にかけ水分が出てきたところで時短ポイント。
小麦粉を入れることで煮詰める時間を短くするんです。
調味料に一気にとろみがつき肉が絡む
作り置きにも向いているそぼろの完成です。
カレー粉を加えればドライカレーに。
コールドスタート「蒸し」レシピ
コールドスタート「蒸し」。
野菜を入れたフライパンに大さじ5杯ほどの水を入れます。フタをして数分火にかけるだけで完成。
蒸し肉じゃが
蒸し肉じゃが
フライパンに野菜を入れ、野菜の上に肉を載せその上に砂糖を入れる。次にみりん、醤油を回しかける。最後に酒をかけてフタをする。あとはひっくり返すだけ。
コールドスタートは煮込まないので煮崩れもないですし簡単に作れます。
ほっとけ炒め(蒸し)
ほっとけ炒め
肉の上に火の通りやすい野菜を載せて放っておくだけ。
水分を飛ばすためにフタはしませんが、野菜がフタの代わりをしてくれるのでいつもの炒めものに比べて油ハネが少ない。
蒸し煮のときは野菜の水分が出たほうがいいので野菜が肉よりも下でしたが、炒めものは肉が下の方が焼き色もつきますし、野菜の水分が出にくいのでいいということです。
まとめ
今回は弱火で食材の温度をジワジワ上げ、冷たいフライパンから調理を始める方法の「コールドスタート」のレシピなどについてお伝えさせていただきました!
コールドスタートの注意点としては、こびりつきにくいコーティングのフライパンが向いていますが、フライパンによっては予熱をするものもあるのでお持ちのものを確認していただければと思います。